2013年12月19日

アジリティーの楽しみ方のひとつ

教室に初めて来てくださるワンちゃんは皆成犬なのですが年齢が若くなくてもアジリティーを始められますか?というお問い合わせをよく頂きます。
それから「しつけ」が出来ていないと教室に通うのは無理ですか?というのもあります。

年齢が若くなくても犬種的に無理かと思われる犬でも健康であればいつでもアジリティーを始めることが出来ます。
もちろん早く始めるに越したことはありませんがアジリティーを楽しむ権利はどんな犬でも人でもありますのでご安心ください。
脚が不自由だったり、少し健康に不安があって丈夫でなくても、獣医さんと相談しながら制限を付けてそれなりの練習をすれば良いと思います。

「しつけ」ですがやはり飼い主とのコミュニケーションが大事なスポーツですので、色々なコマンドを教えたり身体のどこを触っても大丈夫なように教えておかないと思うように練習が進まず飼い主も犬も楽しくありません。

ですがどうして「しつけ」が必要なのかはアジリティーの練習をしながら理解していただく様にしています。

例えば、なぜきちんとしたマテが出来た方が良いのかもハードルの前に立たせたときに分かります。
身体のどこを触っても嫌がらないようにするのは練習中何度も抱っこをしたり首輪を持ったり脚を触ったりするからです。他人に触られることも大事です。
横について歩くことや指示した場所に犬だけで向かう事もすべて意味があります。
ですから練習中にそういう状況になった時にしつけ教室が始まります。

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パピヨンのタバサちゃんは7歳からアジリティーを初めて3か月弱位です。
ウチに来る前はお散歩でも歩いたことが無い位怖がりでした。
フィールドでも、ハードルを跳ぶどころか動くことすら出来ませんでした。
ですのでまずは手からあげたおやつを食べる練習、「ヨシ」の合図で食べる練習、リードを付けてハードルの間を一緒に歩く練習。
お座りをさせて待たせ、ハードルの間を走って飼い主の所に行く練習。等から始めました。
これらの練習はハードルが無い状態でもやりました。
そしてそれらを克服するのは容易ではありませんでした。

まだまだ完ぺきではありませんが徐々に色々な練習を重ね今ではアジリティーらしくハードル間を一緒に走れるようになりました。

最近はハードルの前にリード無しでも「ツイテ」の声符一回で任意の場所に座らせる練習もしています。
初めはオドオドしているだけでしたが、今は生き生きしていてパピヨンらしい動きをするようになっています。
普段の生活でも大分自信がついてきているようです。

隣同士で座って待つことも出来るようになりました。
我慢して待っていますがいずれはもっと楽になると思います。
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写真はありませんがミックス犬のチップ君も初めは飼い主さんがリードを持つのも危ない位コントロールが効きませんでした。
同じようにアジリティーの道具をつかったしつけ教室を続け、今は評判のお利口ワンちゃんだそうです。

以上の例は個人レッスンのものですがいずれは初心者向けのグループレッスンもやれたら良いなと思います。

ちなみに成犬だけではなく幼犬でもその月齢にあった練習をしています。今は一番若くて10か月ですが…


posted by yottyan at 22:20| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする